HUITメンバー紹介エントリ No.3
リレー形式で進むHUITメンバー自己紹介記事、第三弾は学年のバランスを考えて(?)工学部二年の辰巳がお送りします。
自己紹介 北大の工学部2年です。昔からロボットに興味があり、PC、インターネット大好きマンの進路としては至極妥当と言えるでしょう。 弊サークルの輝かしい諸先輩・同輩方とは違い、技術力も人としてもまだまだ未熟ですが少しでも成長できるように日々精進しております。 昨年はHTML、CSS、JavaScriptのようなWeb系の勉強をしたり、Pythonの勉強をしたり、DeepLearningを齧ろうとしてみたり(ムズイ)、3DCGの方にちょっかいをかけたり、激安中華3Dプリンターを買ってみたりしていたら、気づけば全てが中途半端なまま一年が過ぎていました。『光陰矢の如し』昔の人は巧く言ったものです。 ...ここまでは順調な自己紹介の滑り出しです。しかし、筆はここで止まりました。他、何書くねん...
そもそも自己紹介ってなに...? 気になったのでいつもお世話になっているコトバンクで調べてみました。
じこしょうかい【自己紹介】 ( 名 ) スル 初めて会う人に、自分で自分の姓名・職業などを述べ告げること。 大辞林 第三版
だそうです。 「だから?」とお思いになられた方もいらっしゃるかもしれません。正直、ただ『引用』がしてみたかっただけです。 No.1、No.2と素晴らしい分量と熱量を保つ当メンバー紹介の流れをここで絶つのは是が非でも避けなければと考えた私は、エイと頭を振り絞りこめかみが筋肉痛になり眉間に峡谷ができるまで考え、「推しの本でも紹介するか」との結論に至りました。 徒然草 義務教育である中学校の教科書にも載っている超絶怒涛のスーパーウルトラギガ有名古典作品です。しかし、この徒然草243段(序段含め244段)全てを読んだ人はあまりいないのではないでしょうか?
- 作者: 吉田兼好,三木紀人
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1979/09/06
- メディア: 文庫
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そもそも徒然草って? 吉田兼好(本名:卜部兼好)によって室町時代の1300年代に書かれた随筆です。序段『つれづれなるままに』から始まる一文は余りにも有名で、兼好が見聞きしたこと、ふと考えたことなどを数十年に渡って書き記したものです。 『夏に生え変わった鹿の角を鼻を近づけて嗅いではいけないよ!小さい虫が鼻から入って脳を食われるらしいからね!』(第149段) というような実践的(?)なものから、 『死は人の都合を考えてはくれない。死は水や火よりも早く迫り来るのだ。』(第59段) というヘビーなものまで多岐に渡ります。
吉田兼好について 吉田兼好のことを少しでも知っているとこの作品がより面白く感ぜられることでしょう。兼好は吉田神社の神官の家系の子として生まれました。20代で後二条天皇に仕える、謂わば『偉い公務員』でありましたが30代前後で出家、遁世しました。兼好は当時から和歌の名手として知られ、頓阿•浄弁•慶運と並び和歌四天王と呼ばれていたそうです。頓阿とは親交が厚かったらしく、徒然草は兼好の死後、頓阿が兼好の庵で見つけたものを編纂したと言われています。詳しくは、コトバンクのニッポニカで三木紀人先生が書かれた解説がおススメです。辞書の解説とは思えない素晴らしい文章です。 徒然草(つれづれぐさ)とは - コトバンク
ひとり灯のもとに
ひとり灯のもとに文をひろげて、見ぬ世の人を友とするぞ、こよなうなぐさむわざなる。(ひとり灯りの下に書を広げ、遠い時代の人を友とするのは、この上ない慰めである) -徒然草第 13段-
私が徒然草に心惹かれる理由ですら、文中で言葉巧みに表現されています。徒然草は多くの古典、漢文からの引用を含みます。それはまさしく兼好自身が過去の人達と書を通じて語らっていた事の現れであり、今度は我々が徒然草を通して兼好と語らう事が出来るのです。みなさんも是非、一度徒然草を手にとってみては如何でしょうか?
まとめ
いかがでしたでしょうか?
超有名古典として名高い徒然草にこれからも目が離せませんね!
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